福原です、
「このままではダメだ。でも、何から手をつければいいのか分からない」
私がまだサラリーマンの頃、こんな悩みを抱えていました。
入社して数年目。仕事にも慣れて効率よくこなせるようになりましたが、それと引き換えに「熱意」を失っていました。
朝、目覚めても「また同じルーティンか」とため息をつき、会社に行っても、ただ時間が過ぎるのを待っている感覚。
頑張りたい気持ちはあるのに、身体も心も動かない。上司からの評価は普通でも、同窓会で活躍している友人の話やネットで同年代の活躍を聞くたびに、焦りと劣等感でいっぱいでした。
特につらかったのは、自分の仕事に「意味」が見出せなくなったことです。目の前にあるのは無機質なディスプレイだけの中で、「この資料作成が、本当に誰かの人生を変えているのか?」「私の作ったプログラムは、誰の、どんな困りごとを解決しているのだろう?」と、毎日自問自答していました。
そんなとき、私はある小さなきっかけで、自分の「やる気の源」を再発見しました。それは、大きな目標を追うのをやめ、「目の前の人の小さな困りごと」を解決することに集中したことでした。
パソコンに詳しくない人にツールの使い方を教えたり、いつも忙しそうな先輩が探し回っている資料を先回りして渡したり、といった「見返りを求めない小さな貢献」を意識的に始めたのです。
すると、相手から返ってくる「心からのありがとう」や「あなたがいて助かった」という言葉が、私の心にエネルギーを注いでくれました。
私のやる気は、大きな成功ではなく、誰かの「困った」を「助かった!」に変える瞬間にある、と気づいたのです。
このブログでは、かつての私と同じように、仕事のマンネリに苦しみ、「誰かを助けることでやる気が出る」あなたのために、その具体的な解決策と、最初の一歩を提案します。
毎日が「消化試合」になっていませんか?
「朝、目覚めても全然やる気が出ない…」
「会社に行っても、ただ時間が過ぎるのを待っているだけだ…」
もし今、あなたがこんな風に感じているなら、それは決してあなただけではありません。特に仕事に慣れてくる30歳前後で、突然「仕事へのマンネリ感」や「自分が何のために働いているのか分からない」という虚無感に襲われることがあるようです。
毎日同じルーティンを繰り返す中で、ふと「このままでいいのかな?」と立ち止まってしまう。自分はもっと頑張りたいのに、心の底からエネルギーが湧いてこない。そんな状態になっていませんか?
頑張っても「当たり前」になった30代のつらさ
かつては目標達成のために熱くなれたのに、今はどうでしょうか。
周りからは「仕事ができて当たり前」と見られ、かつては褒められたことも、今は特に評価されない。そう感じると、人間は当然ながらやる気を失っていきます。
特に、あなたは 「困っている人を助ける時に最もやる気が出る」という素晴らしい特性を持っている方です。なのに、目の前の仕事が「売上目標」や「資料作成」といった単なるタスクになってしまい、その先にいる「困っている人の顔」が見えなくなっていませんか?
誰かを助けて「ありがとう!」と言われることが、一番のガソリンなのに、そのガソリンが切れてしまっている状態ではないですか?このままでは、頑張りたくても踏み出せない、という悪循環から抜け出せません。
仕事の「意味」を書き換えて、ガソリンを再注入する
では、どうすればこの「やる気枯渇」状態から抜け出せるのでしょうか?
答えは、「仕事の内容を変える」ことではなく、「仕事の意味付け」を変えること、そして 「貢献の先にある感謝」を意図的に集めることです。
【解決策の具体例:私の「仕事の意味付けを変える」体験】
私が過去に営業職でマンネリを乗り越えた時、仕事の目的を「会社のため」から「目の前の人の個人的な課題を解決するため」に書き換えました。
- Before(マンネリ時): 「売上目標を達成する。」
- After(やる気回復後): 「困っている○○さん(担当者)の、社内での評価を上げるお手伝いをする」
そうすることで相手が抱えている「個人的な困りごと」(例えば「上司への説明資料作りが大変」「他部署との連携がうまくいかない」)を、自分の持っている情報やスキルで解決してあげる。そうすると、相手は心から「助かった!ありがとう!」と言ってくれるんです。
この「個人の感謝」こそが、あなたのやる気を満タンにする、最高のガソリンになります。
今日からできる3つの「貢献の可視化」ステップ
あなたの仕事の「意味」を書き換えるために、次の3ステップをやってみてください。
ステップ1:仕事の捉え方を変える(朝5分)
今日やる仕事(例:資料作成、メール返信、顧客への電話)を、単なるタスク名で終わらせないでください。
- 問いかけ例:「この仕事の向こう側で、誰が助かるだろう?」
- 例:「A社への見積もり作成」
- 再フレーミング:「A社の鈴木さんの予算確保の仕事が、この見積もりでスムーズになり、鈴木さんの残業時間を5分減らす」
- 例:「週次レポートの作成」
- 再フレーミング:「営業部のメンバーが来週の戦略を立てる時間を、このレポートで10分短縮し、その時間でより多くの顧客に貢献できるようになる」
ステップ2:「感謝の収集」を始める
誰かから「ありがとう」「助かったよ」と言われた時、それを「ただの社交辞令」として流さないでください。
スマートフォンや小さなメモ帳に、「いつ、誰から、どんな言葉で、何に対して感謝されたか」を具体的に記録します。
- 例:
- 【10/26 15:00】後輩の山田君から。「あのショートカットを教えてもらって、資料作成が10分も早く終わりました!ありがとうございます!」
- 【10/26 17:00】取引先の田中様から。「こちらの急なお願いなのに、すぐに手配してくれて本当に助かりました」
ステップ3:週末に「貢献の量」を測る
空いた時間や週末に、ステップ2で集めた「感謝のメモ」を読み返します。
「今週、私はこれだけの人を助けたんだな」と、自分の貢献を具体的な数と内容で確認してください。この行動が、あなたの存在価値と仕事の「意味」を強く再認識させてくれます。これが、次の仕事のやる気につながる最強のフィードバックになります。
あなたのやる気は「誰かの困りごと」で生まれる
私たちは誰かの役に立つことで最も力を発揮できます。だからこそ、自分のエネルギー源が何なのかをはっきりさせる必要があります。
大きな目標(昇進、売上達成)は、会社が決めることであり、あなたのやる気に直結しにくいことがあります。しかし、「誰かを助ける」という貢献は、あなたが自分でコントロールできる、最も強力なモチベーションの源になります。
今の仕事のマンネリは、「助けたい相手が見えなくなっている」という一時的なガス欠です。これを機会に、仕事の中で意図的に「困っている人」を探し、あなたの得意な「助ける力」を使っていきましょう。
今日からできる「ベイビーステップ」
今日、このブログを読んだあなたに、ぜひ最初にやっていただきたい「ベイビーステップ」(赤ちゃんでもできるような小さな行動)があります。
【今日すぐやる行動】「今日、助けた人」の証拠を一つだけ集める
□今日の「テーマ」を決める:
「今日は、誰か一人(顧客でも同僚でも)の小さな困りごとを、解決する」と心の中で決めます。
これだけです。さらにできそうなら次の行動もしてみましょう。
□実行し「ありがとう」を待つ:
誰かを助ける小さな行動を実行します。
□感謝の言葉を「証拠」としてメモする:
相手からの「助かった」「ありがとう」という言葉を、すぐにスマホのメモにコピペするか書き写します。
寝る前にそのメモを見て、「自分は今日も誰かの役にたてた」とじんわり思い出しましょう。この小さな積み重ねこそが、あなたのやる気を再構築する最初の土台になります。
では、あなたの「助ける力」を、今日からぜひ発揮してみてください。あなたの活躍を心から応援しています!
【行動開始】のエネルギーを、身体と心から満たしませんか?
やる気はあるのに、一歩を踏み出せない。頭では分かっているけれど、身体が重い…。 そんな、かつての私と同じ悩みを抱えるあなたへ。
あなたの「やる気」のガソリンは、誰かを助けることにある。 その行動を、気功を通じて、心身ともに軽やかに踏み出しませんか?
今月の福原気功教室のテーマは、まさに今回のブログで提案した「やる気の再構築」をサポートするものです。
10月の福原気功教室テーマ:『行動開始』
頭で考えすぎて固まってしまった身体や心を、気功の呼吸と動きでほぐし、「よし、やるぞ!」 と自然と動き出せるエネルギーを内側から引き出します。
気功は、頑張って「やる気」を絞り出すのではなく、あなたの体内に流れる「気」の循環を整えることで、本来持っている活力を再注入する手段です。
- 重い気分をリセットしたい
- 小さな一歩を踏み出す勇気がほしい
- 「誰かを助けたい」という純粋なエネルギーを最大化したい
そう感じているなら、ぜひ一度、福原気功教室にお越しください。
私と一緒に、心身を整え、「誰かの役に立つ」という最高の喜びに向かって、最初の一歩を踏み出しましょう。
一歩踏み出すあなたを、心からお待ちしています。
福原宏志^^

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