アファメーションは効果なし?行動できない人を変える心理学的マインド設定

気功

福原です、

アファメーションって効果がない?「行動しろ」と言われて動けないあなたへ

アファメーションって知っていますか?

アファメーションとは、理想の自分の姿を言葉にし、脳内の「臨場感」を高めて行動を促すためのテクニックのことです。

しかし、

「アファメーションなんて唱えても意味がない」
「そんなことより行動したほうが早い」

そんな言葉を聞いて、不安に思ったことはありませんか?

先日、ある方からこんな相談を受けました。

相談者さまのお悩み

「『行動が性格を作るんだから、陽キャになりたいなら陽キャっぽい行動をしろ』とアドバイスされたんですが、そもそもそれができないから悩んでいるんです。やれと言われても動けないし、どうしたらいいんでしょうか?」

「自分の中にできないって考えがあって、それを消したいんです。アファメーションという方法があると聞いたのですが、友人には『そんなの効果ないよ』と言われてしまって……。」

「行動しろ」という正論の前に、立ちすくんでしまう。その気持ち、痛いほどよくわかります。

今回は、「アファメーションは本当に効果がないのか?」 そして 「動けない自分が自然と動き出すためのマインドの使い方」 についてお話しします。

アファメーションってそもそもなに?

結論から言うと、行動するためにこそ、アファメーションがあります。

アファメーションとは、単なる「おまじない」ではありません。 頭の中の「臨場感」を高めていくための科学的なテクニックです。

私たちの脳は、現実よりも「リアリティ(臨場感)」を感じているほうを「真実」だと認識し、それに合わせて体を動かそうとします。

もし今、あなたが「行動できない」のだとしたら、それは 「行動していない自分」のほうに強い臨場感を持っているからです。

アファメーションの目的は、この臨場感を書き換えることです。

1 「こうありたい自分」の臨場感を高める

2 「今の自分」との間にギャップを作る

3 脳がそのギャップを埋めるために、無意識に行動を開始する

つまり、「これをやっている自分が当たり前で、やっていない今の自分がおかしい!」という状態を脳内に作るのです。そうすれば、無理に意志の力を振り絞らなくても、勝手に行動できるようになります。

陽キャに(本当に)なりたければ、まずは頭の中の自分を陽キャにしましょう、ということです。

効果が出るアファメーションの唱え方

アファメーションには様々な流派がありますが、基本原則はシンプルです。脳に「新しい自分」を認識させるためのルールを守りましょう。

1 一人称で表現する

「私は~~」から始めます。あくまで主体は自分自身です。

2 現在進行形で言う

「~~になりたい」ではなく、「今まさに~~している」「~~である」 と断定します。 (例:「私は堂々と振る舞っている」)

3 良い感情を乗せる

言葉と一緒に、その時の感情もセットでイメージします。 「~~していて嬉しい」「~~で誇らしい」「とても清々しい気持ちだ」 といったポジティブな感情を言葉に織り込みましょう。情動が伴うと、臨場感の生成が強まります。

4 「本当に」やりたいことを表現する

誰かに言われた目標ではなく、心から望むゴールを設定しましょう。

新しい自分を作ってしっくりこなければ捨てても大丈夫です。

以上のルールを使ってアファメーションを作って唱えてみましょう。例えばこのように。

「私は、毎日を活力に満ち溢れ、ポジティブなエネルギーを周りに振りまいている。」

「私は、誰に対しても明るい笑顔で接していて、この上なく幸せな気持ちだ!」

「行動したほうがいい」は正しい。でも……

イケイケの人がよく言っている気がしますが、こういうアドバイスがありますね。

「行動が性格を作る」

「とにかく動け」

「いますぐに行動しろ。でないとのちのち後悔するぞ」

このアドバイス自体は、決して間違っていません。実際に体を動かして体験したほうが、圧倒的に早く「臨場感」が上がるからです。

もし今、少しでも動けそうなら、小さなことから行動してみるのが一番の近道です。

しかし、「どうしても動けない」なら、無理をする必要はありません。

そんな時こそ、イメージづくり(アファメーション) の出番です。

私たちが目指す「ゴール」というのは、今の自分のままでは届かない「現状の外側」にあるものです。 「やれと言われても無理」と感じるのは、ある意味で当然のことです。今の自分のコンフォートゾーン(安心領域)の外にある行動だからです。

現状では実現不可能に思えるゴールだからこそ、まずは脳内のイメージの中で「すでに達成している自分」を作り上げることが有効なのです。

「こんなことできない」「すぐに行動するなんて無理だ」と思ったら、未来の成功して楽しんでいる自分のイメージを作る、という行動を始めましょう。その手段としてアファメーションを使うのも効果的です。

まとめ

アファメーションは、行動できない自分を責めるためのものではなく、未来の自分を先取りして、自然と体が動く状態を作るためのツールです。

「行動しなきゃ」と焦る前に、まずは言葉の力を使って、理想の自分の臨場感を高めてみてください。

気がついたら、自然と一歩を踏み出している自分に気づくはずです。

言葉でマインドを変えたら、次は「身体」からのアプローチを

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福原宏志^^

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