福原です、
やらなくていい
福原気功教室 の11月のテーマは「がんばらない」です。
今回は日々の生活をがんばらないための、見落としがちなテクニックを話します。
あなたもいろんなところで「目標を設定しましょう」という話を聞くと思います。
過去の私はその言葉を聞いたときに「あぁ、もっとがんばらないといけないんだな」と思っていました。
目標、と聞くと、現状よりもっと高い基準を設定してそこを目指さないといけない、と思い「そんな面倒なことやりたくないなぁ」と思っていました。
でも、実は違うんです。
目標設定には『裏の目的』があります。
それは、
- やらないことが決まる
です。
なんでもやると何もできない
何かをやる、と決めると、同時に、やらないことも決定されます。
私たちの持っている時間は24時間しかありません。1年も365日ですね。
その時間の中でやることを決めると、他のことができなくなります。
この、できなくなること、は、実際には別にやらなくていいことです。目標として決めたことが達成できれば、結果としては満足するからです。
目標を設定すると、
- やるべきことが明確になる
- その他のことはやらなくていい
と、やるやらないがはっきりしてきます。
しかし、目標設定をやらないと状況が悪くなります。
- これはやったほうがいい
- これもやったほうがいい
- こっちもやったほうがいい
と、なんでもかんでもやった方がいいような気になってきます。あれもこれも気になって気が散ります。
目の前のことに集中しようと思っても「あっちもやったほうがいいかな」「こっちも気になるな」「この先やることになるかもしれないから一応勉強だけしておこうかな」と、作業の手はブレて、必要のない勉強まで初めていきます。
そして、何をやるにも中途半端に終わります。その割には、あれもこれもやっているので忙しいのです。
とりあえず、で決める
なので、とりあえず、やることを決めてみてください。
決め方がいまいちわからない場合は、
- 今月とりあえず集中すること
でもいいです。
多くて3つまでに絞りましょう。日常の生活と仕事以外の残りの時間で、あれもこれもできないからです。
そして、他のことはとりあえず放っておきましょう。何が何でもやらないといけないことは、仕方なくやればいいです。その他の、そこまで重要でないことは、放置しておきましょう。その時間を「とりあえず集中すること」に割り振りましょう。
目標設定をやると分かりますが、なぜか気分がラクになってきます。やることが決まるからというより、やらないことが増えるからだと思います。
たくさんのことを気にかけていると、それだけで心配事が増えます。脳は心配なことを解決しようとがんばって考えるので、気が散るし疲れます。
これを「いまはとりあえずやらない」と思って放置するだけで、心配が減って疲れにくくなり、集中力も上がります。
片付けはしない!でOK
やらない側に入れるものはなんでもいいです。
洗濯、掃除、部屋の片付け、本の整理、クローゼットの片付け、みたいなのも放置、と思えばそれでいいです。
「あぁ部屋が汚い、あぁ本がどこにあるかわからない、あぁクローゼットの中が気になるけど開けるのも怖い、あぁ…」と思い悩むくらいなら、放置、無視です。
仕事もそうですね。なんでもかんでも完璧に出来る人はいません。デキる人ほどどこか抜けてます。重要なところにフォーカスを合わせて、あとは適当でよいのです。適当にした部分が仕事上重要であれば、それが得意な人に任せればいいです。
目標を設定しましょう。やることをとりあえず決めてみましょう。そして、それ以外のことは「とりあえず今はいいや」と思って放置しましょう。
目標設定とやらないことを決めることで、心がラクになってやる気がじんわり出てくるのが実感できると思います。
たくさん書いてから、しぼる
手帳でもノートでもいいので、
- 今月とりあえず集中すること
と書いて、やりたいことを書き出してください。
書き方のコツとしては、とりあえずたくさん書いて、あとから数を絞ることです。はじめから3つだけ書くのではなく、30個→10個→3個みたいに徐々に絞ると良いです。
福原気功教室 では、目標を達成できるように自信UP、行動力UPに働きかけていきます。
また、やらなくていいことを決められるように『他人の目を気にしない』ようにも働きかけていきます。「私はこれをやらないので、他の得意な人にまわしてもらってもいいですか?」と言ってのけられる自信、と言ってもいいですね。
お楽しみに。
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