福原です、
11月の福原気功教室 のテーマは『がんばらない』です。
「がんばらなきゃ…」と思うことの1つは、チャレンジですね。
今の自分には難しいけど、やろう、と思うと「がんばらないと…」と思い、気持ちも落ち込みがちになります。
こういう時は、
- 目標を低くする
というテクニックを使ってみてください。
「え?目標って高いほうがいいんじゃないんですか?」
と思うかもしれません。
ゴールは高いほうがいいです。ゴールとはあなたが本当に望む状態のことです。
今の自分では到底できないようなことがゴールです。これは高ければ高いほうがいいです。
自分一人の安定を望むより、未来永劫全世界の安定を望む方がいいです。
とはいえ「そんなにでっかいことを望んでも、何をしたらいいか全然わからないんですけど!?」と感じるでしょう。
なので、目標を低くする、というテクニックの登場です。
やり方は次のとおりです。
- ゴールをとりあえず設定する
- 5年、3年、1年後の状況を想像してみる
- 半年、3ヶ月、1ヶ月の状況を想像してみる
- 1ヶ月後の状況を『とりあえずの目標』とする
- とりあえずの目標に必要なタスクを洗い出す
- できそうなことをリストアップする
- その中から3つ選び『今の目標』にする
長く感じるかもですが、さらっとやるところからスタートしましょう。
ゴールをとりあえず設定する
例えば、あなたのゴールが、
- 日本一のタクシードライバーになる
だとしましょう。
ゴールの選び方は適当でいいです。「人生をかけて行うことを今から決定する」と思うと緊張するので『頭の体操をする』くらいに考えたほうがいいです。
真面目な人ほど、今この瞬間に最高の答えを出そうとします。そしてすぐに行き詰まるのです。「そんなことできない」と。なので、本当に『頭の体操』と思ってやってみてください。
5年、3年、1年後の状況を想像してみる
さて、次に、5年後3年後1年後の状況を想像してみましょう。
日本一のタクシードライバーだとしたら、、、
- 5年後は日本最大のタクシー会社を経営
- 3年後は会社設立
- 1年後は地域で最も稼ぐドライバー
などと『仮に』決めてみましょう。なんか違うと思ったら後から変えればいいだけのことです。
半年、3ヶ月、1ヶ月の状況を想像してみる
この辺は省きます。『適当』に考えてみてください。
ここでは仮に、1ヶ月後に今より客数が1.5倍になる、としましょう。
これが『1ヶ月後の状況を『とりあえずの目標』とする』です。
とりあえずの目標に必要なタスクを洗い出す
では、客数を1.5倍にするには、何が必要でしょうか?思いつくままに上げてみましょう。
例えば、
- SNSで業務内容を発信する
- お土産をあげて口コミを作る
- 丁寧さを意識してリピートを作る
- 車内をきれいにする
- 会話の質を上げる
- ライバルのやっていることを探る
- 顧客に質問してニーズを理解する
- 地域の集まりに顔を出し人間関係を作る
などなど。
『今の目標』にする
たくさん書いたことの中から次のことを行っておきましょう。
- できそうなことをリストアップする
- その中から3つ選び『今の目標』にする
最終的に残った3つのタスクだけに絞って、行動してみてください。
最初は『日本一のタクシードライバーになる』と想像すらしにくいでっかい夢を抱いて、何もできない自分を作り出していました。
そこで、細かく見ていくことで、いま目の前のやることを3つに絞れました。これならできそうですね。
それでも難しければ、さらに細かくしていきましょう。どうやってもできるくらい小さなことに分割するのがコツです。
例えば、
- 車内をきれいにする
であれば、
- ゴミ箱を空にする
- お客様の座る座席を掃除する
- お客様から見える窓を掃除する
- 広告を整える、入れ替える
- 運転席を掃除する
- ・・・
など、部分部分の掃除に分けてみましょう。1つ1つの作業は確実に行えるものにすることが大切です。
変えることも大事
作業をやっていると「私は何をやっているんだ?」と思うことがあるかもしれません。こんなことをやっていて意味があるのか?と。
そう思わないように、たまにゴールを思い出しましょう。例では『日本一のタクシードライバーになる』でしたね。
それでもやっぱり「私は何をやっているんだ?」と思うのであれば、ゴールが違うか、作業内容がゴールに向かうものではない可能性があります。
ゴールは躊躇(ちゅうちょ)なく見直しましょう。変えて良いです。というかやっているうちに変わるものなので、変えることを悪く思わないでください。
私自身も最初はプログラマーを目指して勉強していましたが、いまはなぜか気功師です笑。なぜここに来たのか自分でも分かりませんが、人生そういうものです。
自分の行き先と、行き方と、いまやるべきことを『とりあえず』決めておきましょう。
とりあえず、って本当に大事です。動けなくなる一番の理由は完璧主義です。答えは完璧に回答しなければ怒られる、という教育の賜物かもしれませんが、完璧を求めすぎて答えが出せない人がいます。
完璧は行動が止まります。止まると何も状況が代わりませんね。ゴールを達成するどころか、いま目の前の問題すら解決できなくなります。
これじゃなかったかー
とりあえずスタートしましょう。
何かを達成するときに、いくつか可能性を用意して、それっぽいものから手を付けていきましょう。
- 多分これが一番うまくいく
- でもこっちもいいかもしれない
- こういうアイデアもあるな
- あの人はこれが良いって言ってたな
と選択肢を用意しておいて「じゃ、これ」と1つから3つくらいに絞ってやりましょう。
うまくいったらOK!だめだったら「これじゃなかったかー」と思いながら次の選択肢を実行、です。
これを「うわー失敗したー!私はダメだ馬鹿だアホだクソだ死ぬしか無いもう寝よう布団があったかいここが天国」とか思い始めるとまた動けなくなるので「これじゃなかったかー」くらいに思っておけばいいです。
トランプの神経衰弱でとりあえずめくってみるのと同じです。めくらないと何があるのか分かりませんからね。で違ったら「これじゃなかったかー」です。
ゴール達成、目標達成、と聞くと、達成したい気持ちと「大変そうだな…」と思う気持ちが両方出てくるなら『とりあえず』『適当』という言葉を思い出しておきましょう。
では、最初に戻って、とりあえずゴールっぽいものを適当に決めておいてください。
福原宏志^^
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