福原です、
前回は、
コリ解消法で呼吸をラクにする方法を話しました。
イメージの力を使うのがコツでしたね。
今回は、これを深掘りして、より効果的にコリの解消、脱力を目指します。
この方法がマスターできると、自分で肩こり、首の痛みが解決できるようになります。
日々の仕事が楽になって、整体やマッサージに行く機会も減るかもしれません。
ぜひマスターして活用してください。
イメージを3つの要素に分けてみる
前回は、体を緩めるために、単純なイメージを使いました。
胸の前の方が溶けたバターのようだ、というイメージでしたね。
これをさらに細分化して考えていきます。
細分化の方法は、次の3つです。
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
例えば、溶けたバターだと、
- 視覚
黄色いバターの塊が、液体になってキラキラ輝いてあぶらぎっていく
- 聴覚
フライパンを熱するガスバーナーの音。バターが焼けるジュウジュウという音
- 触覚
胸がヌルヌルしている。熱い。溶けたバターが胸からお腹の方にタレていく
という感じです。
単純に「溶けたバターのイメージ」でもいいのですが、さらに細かく、見た目、聞こえる音、触った感覚、をイメージに取り込んでみてください。
イメージで筋肉を柔らかくする
これを筋肉の脱力にも応用して見ましょう。
例えば、首が痛いとしましょう。触ってもゴリゴリ固いです。
「まるで石のようだ」というたとえがありますが、それはあなたが「石のように硬い」というイメージを持っているわけです。
これを別のイメージに変えていきましょう。
もっとやわらかくて、もっとあたたかいもののイメージを使うといいですね。
ここでは例として「よく煮込んだ鳥の手羽先」を使います。
手羽先は分かりますか?画像検索しておいてくださいね。
よく煮込んだ手羽先なので、柔らかいです。ちょっと引っ張っただけで骨がズルズルと抜けます。
これをあなたの凝った筋肉に、イメージとして重ねていきます。
首が痛いなら、首の肉と骨を、よく煮込んだ手羽先に変えていきましょう。
使うテクニックは、視覚、聴覚、触覚、でしたね。
まず視覚を変えましょう。
固く緊張した筋肉が、よく煮込んだ肉の様に柔らかくなります。
煮込んであるので表面からは湯気が出てきます。表面の脂ぎった感じもイメージしてみましょう。
次は聴覚です。
いま実際に鍋の中で煮込まれていて、グツグツという音を足してもいいですね。
そして触覚です。
イメージの中で骨を持って引っ張ってみましょう。ズルズルと抜けます。肉が柔らかすぎて、触ってない部分もとろ~んと溶け落ちるかもしれません。
自分の体で、骨が抜ける、と思ってみましょう。思っても実際に骨は抜けないので、リアルな感覚として体感してみてください。
実際に柔らかいものにふれよう
難しいと思ったら、他のイメージと変えてみましょう。
実行しやすいのは、実際に柔らかいものを触ることです。
例えば、二の腕がプルンプルンして柔らかいなら、そこを触りながら、自分の首もそうなっているイメージをしましょう。
視覚、聴覚、触覚の各要素に分けて感じるのもいいですね。
二の腕がただ柔らかい、と思うのではなく、
肉の動きを視覚化する(ぷらぷら揺れている)、肉の動きを聴覚として音で表してみる(ぷるんぷるん、ゆらゆら)、肉の動きを触って細かく表現してみる、など、3つの要素を自分なりに分析して、それを首の部分で再現してみてください。
最初は慣れていないので、難しいと感じるかもしれません。その場合は、二の腕を触りながらでいいので、『柔らかい』方のイメージをまずはとことん感じてみてください。
二の腕でなくても、そのへんにある柔らかいものでもいいです。
そしてその感覚を、自分の体の硬いところのイメージと置き換えてみてください。
まとめ
まとめますと、
- 体の硬いイメージを柔らかいイメージに置き換える
- 3つの要素、視覚、聴覚、触覚、で考える
- やわらかいものを触って体感しておく
です。
首だけでなく、他の部分でも練習してみてください。
福原気功教室 では、体を柔らかく、暖かくして、コリを取り動きやすくする気功技術を、伝授という形であなたにお渡ししています。
他にも、美肌、行動力UP、自信UP、自分らしく生きられる、などの気功技術をお渡ししています。使えるようになる気功技術は、次のページから確認しておいてください。
福原気功教室はこちらからご参加いただけます。
https://fukukikou.com/monthly/
福原宏志^^
コメント