福原です、
テクニックは役に立たない?
今回は、テクニックって役に立たないことがあるんですよ、という話をします。
テクニックっていっぱいありますね。
- 時間短縮テクニック
- 利益を上げるテクニック
- モテるテクニック
- 遊んで暮らせるテクニック
などなど。
そういう本や教材を手にして、心ワクワクさせた経験はありますか?
私はあります!!!笑
では、テクニックを学んで役に立ったのか?望みどおりにできるようになったのか?と言われると、そうでもないものがたくさんあります。
でも、同じことを学んですごく成功している人もいます。話を聞いてもウソじゃない。
テクニックは役に立たない時がある
で、今回話したいのは、なんでテクニックが役に立たないのか?です。
そもそも、なんでテクニックを使いたいのでしょうか?
例えば、ひとりのピアニストがいたとします。
毎日何時間も練習しても、どうしても納得がいく弾き方ができない箇所があるとします。
そこまで何時間何年と練習をし続けているのにうまくいかないのです。
そこに、ひとりのプロがやってきて「肩の関節の使い方がおかしいから、肩甲骨から動かすようにして。背中側から外側にかけてやわらかくね」とテクニックを教えたとしましょう。
それで弾けるようになったら「すごい!こんなテクニックしらなかった!ありがとうございます!」となるわけです。
ま、あまりに出来すぎな作り話ですが、ちょっと意識してほしいことがあります。
まず、ピアニストは、毎日練習しています。できないけどなんとかしようとしています。
これは、なりたい状態がある、ということですね。ゴールと呼んでも夢と呼んでもいいです。
いまはできない、だけどこれがやりたい!なのにうまくいかない、という状態です。
やりたいことがあるかどうかが分かれ目
こういう時にテクニックは役に立ちます。なりたいからこそ変化できるのです。
さらに、もともと能力があります。昨日今日ピアノを始めました、ではないのです。基本的な知識もスキルもあります。そういうときにテクニックは役立ちます。
何も知らない人に知識を与えてもできません。ピアノ弾けない人に肩の話をしても弾けません。指が動きません。
ここでは、次の2つの点をちょっと意識しておいてください。
テクニックが役立つ人は、
- やりたいことがある。なりたい状態がある。
- すでに結構やっている。やっていてできなくて悩んでいる
この2つのことを覚えておいてください。
稼ぎたい勢は稼げるのか?
じゃ「稼ぐテクニックが知りたいぜ!」「オレはモテたいぜ!」と思ってた(過去の私を含む)人はどうでしょうか?
ここでもう一回2つの点を見てみましょう。
- やりたいことがある。なりたい状態がある。
- すでに結構やっている。やっていてできなくて悩んでいる
「稼ぐテクニックが知りたいぜ!」の人は、稼ぎたいのでしょうか?
稼ぐってその裏に当然のごとくお仕事があります。やるビジネスによりますが、文章書いたり話したり車で移動したりモノを運んだり企画を考えたり…。
それは「稼ぎたい」人はやりたいのでしょうか?やりたくないはずです。
本音は「何もしなくても金が欲しい」だと思います。つまり「働きたくない」のです。
その人に「稼ぐテクニック」を教えてもやりません。
稼げる文章術の本があったとして手渡しても読まないでしょう。「何もしたくない」からです笑
呼んだとしても「あー分かった分かった」と言って文章は書かないでしょう。「何もしたくない」からです。
別に「何もしたくない」のは悪くありません。その作業はイヤなだけです。文章はやりたくないけど、人と話すのは好き、とかなら話せばいいだけの話です。
ラクするためのテクニックは役立たない?
私の目から見て、テクニックを知りたがっている人は、やりたいから、ではなく、やりたくないから求めている人がいるように見えます。
本当は仕事なんてしたくない。面倒くさいことはやりたくない。だからラクできる方法はないか?と探しているのです。
そこで飛び込んでくる情報の中に、
- 8時間の仕事が4時間に短縮!あとは遊んで暮らせる!
- 1日1時間だけですごい稼げる!
- 声をかけるだけで女が寄ってくる!
- 何もしないで自動収入!
みたいなのがあると(過去の私のように)飛びつくわけです。
こういうのはウソですよ、っていう話じゃないんです。中には本当にできるものもあるでしょう。
しかし、もともとの気持ちが「働きたくない」「何もしたくない」から入ると「したくない」ので『やらない』という行動しか取りません。
したくない、という望みを叶えようとするのです。
ピアニストは何が何でもできるようになりたい、と望みました。だからできる方法を見つけて実際にやったのです。
楽したい勢は、したくない、ので、ラクできる方法を探します。テクニックを見つけたとしても、したくない、のでやりません。
テクニックを役に立てられる人とは?
- やりたい!できない!なんとかしたい!
の人にテクニックを渡すと、やります。
「やりたい!」からですね。
- したくない、楽したい、寝てたい
の人にテクニックを渡すと、やりません。
「したくない」からですね。
この感覚を理解してみてください。
「割りといろいろ勉強とかやってるのに、なんか結果が出ないな」
と思っている人は「それ、やりたいの?」と、自問自答してみてください。
稼ぎたい!の裏に「働きたくない」が潜んでいませんか?
モテたい!の裏に「声掛けとか仲良くなるとか面倒だな」が潜んでいませんか?
そこから逃げるためのテクニックは役に立ちません。あなたはやりたくないからです。
結局、やりたいことがあるかどうか
やりたいことの方にフォーカスを当ててください。
働きたくない、でもいいです。働く、からちょっと視点を移動して別のやりたいことを見てください。
釣りしたい、でも、買い物したい、でも、なんでもいいです。
それができる方法を探してみましょう。
もしかしたら、毎日釣りをする生活を送りたい。そのためには海辺に住んで、自分の船を持ったほうがいい、と思うかもしれません。
その時に「あれ、もっと稼いだほうがいいんじゃね?」と感じ始めるかもしれません。
その時にテクニックが役に立ちます。自分にとって稼ぐという行為の重要性が上がるからです。
やりたいことを考える時間を作ろう
テクニックを追い求めている人は、そもそもなんのためにテクニックを求めていたんだっけ?とゴール、夢、目標を一度思い出してみましょう。
それが「やりたい!」と思うことなのかも確認してみましょう。逃げのためにテクニックを探しているなら、うまく役立てられません。
逃げたい、楽したい、嫌だ、ということばかり見えるなら視点を外しましょう。他のやりたいことを探してみましょう。
やりたいことをやったほうがいいですよ。やりたいことをやりましょうね、という話は聞いたことはあると思います。
じゃ「私はやりたいことなんだろう?」と考えているか?というと、全然考えてなかったりします。
1回だけ考えて「よく分からないや」「どうせできないし」と放ったらかしにしているかもしれません。
今回の話をきっかけに「で、やりたいことってなんだろうか?」と考えてみてください。
見つけようとして考えること自体に意味がありますので、ぜひやってみてください。
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福原宏志^^
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